2017年 中国研修旅行②
神戸東洋医療学院では『中国研修旅行』を行いました
今年も無事に夏の研修を終えることが出来ましたこと、ご支援ご協力を頂きました皆様にあらためて感謝申し上げます。
この研修旅行、内容がとても充実しております。
というのは、上海中医薬大学に全面バックアップしていただき、 日本では絶対にできない解剖実習をはじめ、
鍼灸研究所の見学、中医博物館の見学、更年期障害、自律神経失調症についての講義など、
上海滞在中の5日間みっちりと勉強させていただける研修旅行です
今回は、学生さんによる中国研修旅行の旅行レポートをお送りいたしますので、是非ご覧ください
8月17日から5泊6日の上海研修に行ってきました。
一週間前に仕事で上海を訪れていた友人から、『上海は暑いよ40℃ぐらいだから。』の忠告を頂いたので、
夏バテ対策をしなくてはと考えていたところ、暫くして学友から『上海に滞在期間中は全部雨マーク』と
えー、今度は雨対策
朝7時半に関空に集合して、お昼には上海入り
予想通り、外を見ると大雨。急いで待ってくれていたバスに乗り込みホテルへ。
到着する頃には雨はあがり、暫く休憩して歩いて15分ほどの学校へ行くと、広々とした庭園の中に校舎があり、
上海中医薬大の先生方からの歓待を受け、開校式が無事に終了しました。
すぐに推拿の実技講義が始まり、先生の熟練した動きに感嘆しつつ、
実技指導はとても分かりやすく進められて、これだけでも来た甲斐があったと思ったぐらいです
夜にはお腹がペコペコを見透かしてなのか、美味しい山盛りの中華が用意されており、日頃なかなか話が出来ない
学年違いの方々や卒業された方々と話が弾んだ懇親会となり、これからの上海研修がとても楽しみになりました!
次の日は鍼研所と総合病院を朝から見学させていただきました
鍼研所は中医鍼灸の醍醐味を視ることができたので、圧巻の一言に尽きる体験でした
総合病院は1日に患者数八万人が訪れる病院との事で、推拿科の先生にお尋ねすると1日100人は診られるとの事でした。
鍼灸科や推拿科がごく普通の科のように掲げられており、中医学発祥の地を強く感じた一瞬です。
どちらの見学所も先生方はとても忙しいのに、多岐にわたる質問にも快く答えてくださり、通訳の方もとても細部にわたる医学用語を
訳してくださって、感謝の念で一杯の見学でした。
午後は学校に戻り、中医学博物館の見学と鍼灸講義へ。
中医学が過去の歴史の産物だけでなく、デジタル社会に応じたハイテックな脈診器の展示もあり、未来に向かっている
中医学の姿勢が垣間見れて興味深かったです。
鍼灸講義の先生は日本語が堪能で驚きましたが、パルスを使用した鍼で尿漏れ等を実践的な治療効果をあげている方法を
講義だけでなく実技披露してくださり、とても勉強になりました。
そして次の日からは解剖の授業。
解剖を30年に渡り担当されている熟年の先生からは流れるような説明をこれまた流れるように日本語通訳してくださる先生がつき、
非常に分かりやすかったです。
李先生がせっかく準備万端の解剖の前勉強をして頂いたのにもかかわらず日本からの勉強が追いついてない私は先生の質問に
四苦八苦しながら、日頃疑問に思っていたところを質問出来てとても有意義な時間を過ごせました。
晩餐に学校から北京ダックが美味しくて洗練された盛り付けのチャイナヌーボーレストランに連れていってくださり、
上海の美しい夜景を舟から眺められ、うっとりする時間を設けてくれたり、
中国一の雑技団のショーにオプションで連れていってくださり、至れり尽くせりの研所旅行でした。
良く学び良く遊べと先生方が仰られたとおり、本当に有意義な研修でした。
全く英語が通じない国でしたが、李先生や福家先生、引率してくださった先生方々、そして先輩方々にとても助けられ、
私にとって非常に中国が近くなりました。
この経験を生かせるように、前期試験を前にしてこれからの学校生活に身を入れていこうと現在引き締め中です。
18期生 夜間部 大野 綾子
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